大阪小児科医会予防接種セミナー
ハービスホールで行われた第4回大阪小児科医会予防接種セミナーに参加してきました。
テーマは「すべての子どもたちに必要なワクチンを」でした。
ご承知のように日本のワクチン事業は世界標準からかなり遅れています。
やっと4月から、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸癌ワクチンが定期接種扱いになります。
堺市では現在もこれらのワクチンは保護者の費用負担なしで接種できますが、
大阪府内ではいくつもの自治体で保護者が数千円の費用負担をしています。
4月からは全国どの自治体でも保護者の費用負担なく接種できそうですが、
法律では財源を確保できない自治体のために「実費徴収も可能」な文言が入っている
そうです。
日本の予防接種制度のまずさは、長期的、総合的に予防接種施策を考える組織が無く、
予防接種制度を厚労省健康局が、ワクチンを医薬食品局が取り仕切っており、
この両者の連携があまりスムーズにいってないところに原因があるようです。
また、ワクチンどうしの接種間隔や、同日接種(違う施設で同じ日に予防接種を行う。
例えば、午前中に八木医院で予防接種をして、午後に保健センターでBCGを接種
するとか)が認められていない、ほとんどが皮下注射で行われているとか、
日本独自のあまり医学的でない規則も改める必要があるようです。
今後の予防接種の話題としては、今は認められていないA型肝炎の小児への適応、
現在の7価肺炎球菌を中止して13価肺炎球菌を導入する。水痘、おがふくかぜ、B型肝炎
の定期接種化。B型肝炎を全員に接種するユニバーサル化。新たな混合ワクチン
の開発や輸入、、、まだ多くの課題があります。
少しづつですが、状況は改善しています。国民全員が予防接種の正しい知識を知り、
子どもたちを恐ろしい病気から守ってあげなくてはいけません。
予防接種をしていれば助かったのに、、、予防接種をしていれば普通に育って
くれたのに、、、。もうこんな思いをしなくていいようにしたいです、、、、。
テーマは「すべての子どもたちに必要なワクチンを」でした。
ご承知のように日本のワクチン事業は世界標準からかなり遅れています。
やっと4月から、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸癌ワクチンが定期接種扱いになります。
堺市では現在もこれらのワクチンは保護者の費用負担なしで接種できますが、
大阪府内ではいくつもの自治体で保護者が数千円の費用負担をしています。
4月からは全国どの自治体でも保護者の費用負担なく接種できそうですが、
法律では財源を確保できない自治体のために「実費徴収も可能」な文言が入っている
そうです。
日本の予防接種制度のまずさは、長期的、総合的に予防接種施策を考える組織が無く、
予防接種制度を厚労省健康局が、ワクチンを医薬食品局が取り仕切っており、
この両者の連携があまりスムーズにいってないところに原因があるようです。
また、ワクチンどうしの接種間隔や、同日接種(違う施設で同じ日に予防接種を行う。
例えば、午前中に八木医院で予防接種をして、午後に保健センターでBCGを接種
するとか)が認められていない、ほとんどが皮下注射で行われているとか、
日本独自のあまり医学的でない規則も改める必要があるようです。
今後の予防接種の話題としては、今は認められていないA型肝炎の小児への適応、
現在の7価肺炎球菌を中止して13価肺炎球菌を導入する。水痘、おがふくかぜ、B型肝炎
の定期接種化。B型肝炎を全員に接種するユニバーサル化。新たな混合ワクチン
の開発や輸入、、、まだ多くの課題があります。
少しづつですが、状況は改善しています。国民全員が予防接種の正しい知識を知り、
子どもたちを恐ろしい病気から守ってあげなくてはいけません。
予防接種をしていれば助かったのに、、、予防接種をしていれば普通に育って
くれたのに、、、。もうこんな思いをしなくていいようにしたいです、、、、。
by yagiiin
| 2013-03-17 20:49
| 八木医院