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第22回近畿外来小児科学研究会

高槻市の大阪医大で行われた、第22回近畿外来小児科学研究会

に参加してきました。

第22回近畿外来小児科学研究会_d0259962_21545097.jpg



日本外来小児科学会予防接種システム検討会との共催で、

17題の一般演題と特別講演、懇親会という構成でした。

1、岡田先生の発表は、ご自身の糖質制限の経験から、

子ども達が糖質を取りすぎているのではないかと危惧されて

いました。確かに日本は糖質があふれているというか、

適切な量の糖質を接種するのが難しい状況になっているなと思いました。

2、福田先生の発表では、小児科開業医でここまでできるのはすごいですが、

あらためて、なぜ、湿潤療法をせず、旧態依然とした熱傷の治療を行っている

外科医や形成外科医がいまだにいてるのか不思議に思いました。

当院では、福田先生のように重傷の熱傷を診る経験はないですが、

軽〜中等症熱傷(II度程度)に湿潤療法を取り入れています。

全例きれいに治癒しています。

6、高田先生の発表も興味深かったです。当院でもまねしてみたいと思いました。

8、くまがいこどもクリニックの発表も実践的で、当院でも取り入れていた手法ですが、

月齢や年齢に応じたポジションを工夫していこうと思いました。

15、藤岡先生の発表もおもしろい取り組みだと思いました。

そこまでしないと早期に接種してくれないのか、、、とも思いました。

もっと小児科医や行政が啓蒙しなければいけないなと感じるとともに、

早期(4〜6月)に接種することのメリットも伝えて行こうと思いました。



特別講演:「B型肝炎ワクチンの定期接種はなぜ必要なのか」は、小児科医

だけでなく、予防接種事業にかかわる全ての人(行政、医師会、保健センター等)

に聞いてもらいたい講演でした。今でも、子ども達全員にB型肝炎ワクチンが必要だという

ことを認識していない医師がいます。感染症については時代とともに、医学の進歩発展

とともにその対策は変化してきています。現在の状況を理解し、今の時代に合った医療を

提供する義務が我々にはあると考えています。

未来のある子ども達のために、、、、。
by yagiiin | 2012-11-04 22:01 | 八木医院


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